許可・条件・制限の一覧
条件
- 著作権・ライセンス表示配布時にライセンスの写しと著作権表示を含めなければならない。
制限
- 責任の制限損害について責任を負わないことを明示する。
- 無保証いかなる保証もしないことを明示する。
許可・条件・制限の分類の出典: choosealicense.com(GitHub、MIT ライセンス)のデータ。
どんなライセンスか
ISC ライセンスは、インターネット・システムズ・コンソーシアム(ISC)が BIND などのソフトウェアに使っていたライセンスです。ベルヌ条約以降に不要になった表現を取り除き、MIT・BSD 2-Clause と同じ効果をより短い文章で書いています。OpenBSD プロジェクトが新しいコードに推奨するライセンスであり、npm の npm init コマンドが長らくデフォルトで ISC を入れていたため、JavaScript のパッケージでもよく見られます。
条件
許諾表示は「上記の著作権表示とこの許諾表示がすべての複製物に記載されていれば」使用・複製・改変・配布を許可する、という一文です。つまり MIT と同様に表示の維持が唯一の条件で、残りは無保証・免責です。
よくある誤解
- 「ISC はあまり知られていないライセンスなので企業は使えない」 — OSI 承認ライセンスであり、効果が MIT と同じなので、ほとんどの企業ポリシーで寛容型に分類されます。
- 「npm のデフォルトなので何の意味もない」 — ISC も法的効力のあるライセンスです。意図と異なる場合は、
package.jsonのlicenseフィールドと LICENSE ファイルを希望するものに変更する必要があります。 - 「表示義務もない版が ISC」 — 表示義務までなくしたのは、ISC の文言を基にした 0BSD です。
適用方法
LICENSE に原文を入れ、[year]、[fullname] を埋めます。SPDX 識別子は ISC です。
こんな場合に向いている
MIT を使おうとする状況と同じです。短い文章を好む場合や、OpenBSD・npm の慣例に従いたい場合に選びます。ただし MIT のほうが広く知られているため、利用者にとってのなじみやすさでは MIT に分があります。
ISC のコードを他のプロジェクトに組み込めるか?
このライセンスで公開されたコードを取り込み、下記ライセンスのプロジェクトに組み合わせて配布する場合の一般的な判定です。 互換性チェッカーで他の組み合わせを見る →
| 組み込み先のプロジェクト | 判定 | メモ |
|---|---|---|
| 非公開(商用)ソフトウェア | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| MIT | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| Apache-2.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| MPL-2.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| LGPL-2.1 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| LGPL-3.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| GPL-2.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| GPL-3.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| AGPL-3.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
このサイトの内容は一般的な情報であり、法的助言ではありません。実際の配布・契約・紛争に関する判断は、弁護士などの専門家にご相談ください。