許可・条件・制限の一覧
条件
- 著作権・ライセンス表示配布時にライセンスの写しと著作権表示を含めなければならない。
制限
- 責任の制限損害について責任を負わないことを明示する。
- 無保証いかなる保証もしないことを明示する。
許可・条件・制限の分類の出典: choosealicense.com(GitHub、MIT ライセンス)のデータ。
どんなライセンスか
BSD ライセンスは、カリフォルニア大学バークレー校の BSD Unix の配布に由来します。3-Clause 版は、元の4条項のうち「宣伝条項」(広告物にカリフォルニア大学バークレー校の表示を求めていた条項)を1999年に削除したもので、「New BSD」または「Revised BSD」と呼ばれます。Go 言語、Django、NumPy、pandas がこのライセンスを採用しています。
3つの条件
- ソースコードを再配布するときは、著作権表示、条件の一覧、免責条項を維持します。
- バイナリ形式で再配布するときは、同じ内容をドキュメントまたは一緒に提供する資料に含めます。
- 事前の書面による許可なく、著作権者や貢献者の名前を派生製品の保証・宣伝に使いません。
MIT と何が違うか
効果は MIT と非常によく似ています。違いは、第3条の「名前の使用禁止(non-endorsement)」条項が明記されている点と、バイナリ配布時に表示を入れる場所をもう少し具体的に書いている点です。特許条項はどちらにもありません。
よくある誤解
- 「BSD はすべて同じ」 — 4-Clause(宣伝条項を含む)は GPL と互換性がなく、他の BSD コードと混ぜるのも面倒です。新しいプロジェクトには 3-Clause か 2-Clause を使います。
- 「名前の使用禁止条項があるので、クレジットに名前を書いてはいけない」 — 事実どおりに出典を示すことは表示義務の一部です。禁止されているのは「著作権者がこの製品を保証・推薦している」という印象を与える宣伝です。
- 「BSD のコードを使うとソースを公開しなければならない」 — 公開義務はありません。
適用方法
LICENSE ファイルに原文を入れ、[year]、[fullname] を埋めます。第3条の「著作権者」の箇所には原文どおり「the copyright holder」が入るので、別途名前を入れる必要はありません。SPDX 識別子は BSD-3-Clause です。
こんな場合に向いている
MIT 並みの自由を与えつつ、組織や大学の名前が派生製品の広告に使われるのを防ぎたいときに選びます。科学計算・データ分析のエコシステム(Python の SciPy 系)で特によく見られます。
BSD-3-Clause のコードを他のプロジェクトに組み込めるか?
このライセンスで公開されたコードを取り込み、下記ライセンスのプロジェクトに組み合わせて配布する場合の一般的な判定です。 互換性チェッカーで他の組み合わせを見る →
| 組み込み先のプロジェクト | 判定 | メモ |
|---|---|---|
| 非公開(商用)ソフトウェア | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| MIT | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| Apache-2.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| MPL-2.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| LGPL-2.1 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| LGPL-3.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| GPL-2.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| GPL-3.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
| AGPL-3.0 | 可能 | 元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。 |
このサイトの内容は一般的な情報であり、法的助言ではありません。実際の配布・契約・紛争に関する判断は、弁護士などの専門家にご相談ください。