許可・条件・制限の一覧
条件
- 該当なし
制限
- 責任の制限損害について責任を負わないことを明示する。
- 無保証いかなる保証もしないことを明示する。
許可・条件・制限の分類の出典: choosealicense.com(GitHub、MIT ライセンス)のデータ。
どんなライセンスか
The Unlicense は2010年頃に公開されたパブリックドメイン献呈の文書です。「これはパブリックドメインに公開された、自由で制約のないソフトウェアである」という宣言で始まり、誰でもどんな目的でも、ソースまたはバイナリで複製・改変・出版・使用・販売・配布できると書いています。著作権法を認める法域では、著作権者がすべての著作権上の利益をパブリックドメインに献呈すると明言し、最後に無保証の文言を置いています。youtube-dl とその後継の yt-dlp が Unlicense を採用しています。Unlicense は OSI 承認のオープンソースライセンスです(SPDX の一覧による)。
条件
ありません。表示義務もありません。
限界と批判
- 一部の国(例: ドイツなどの大陸法系)では、著作者が著作権を完全に放棄することは法的に難しいと考えられています。Unlicense はこれに備えた文を置いていますが、CC0 のように体系的な代替ライセンス条項を置いていないという批判があります。
- 文言が比較的くだけているため、保守的な企業の法務部門が貢献や利用をためらうことがあります。
- 特許についての言及がありません。
よくある誤解
- 「Unlicense はライセンスがないのと同じ」 — 正反対です。ライセンスのないコードはすべての権利が留保された状態であり、Unlicense はすべての権利を手放すという積極的な宣言です。
- 「他人の MIT のコードを Unlicense のプロジェクトに入れるとパブリックドメインになる」 — 権利を手放せるのは著作権者だけです。取り込んだ MIT の部分は引き続き MIT の条件(表示の維持)に従います。
適用方法
原文を LICENSE または UNLICENSE ファイルに入れます。著作権者の名前を書く箇所はありません。SPDX 識別子は Unlicense です。
こんな場合に向いている
著作権を行使するつもりがまったくなく、できる限り条件なしでコードを公開したいときに使います。より法的な安定性を求めるなら、CC0 や 0BSD が代替になります。
Unlicense のコードを他のプロジェクトに組み込めるか?
このライセンスで公開されたコードを取り込み、下記ライセンスのプロジェクトに組み合わせて配布する場合の一般的な判定です。 互換性チェッカーで他の組み合わせを見る →
| 組み込み先のプロジェクト | 判定 | メモ |
|---|---|---|
| 非公開(商用)ソフトウェア | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| MIT | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| Apache-2.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| MPL-2.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| LGPL-2.1 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| LGPL-3.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| GPL-2.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| GPL-3.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| AGPL-3.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
このサイトの内容は一般的な情報であり、法的助言ではありません。実際の配布・契約・紛争に関する判断は、弁護士などの専門家にご相談ください。