寛容型(Permissive)

BSD 2-Clause "Simplified" License

ソースとバイナリを配布するときに著作権表示・条件・免責の文言を維持すればよい、2条項の寛容型ライセンス。

SPDXBSD-2-Clause

許可・条件・制限の一覧

許可

  • 商用利用原本と派生物を商用目的で利用できる。
  • 改変コードを改変できる。
  • 配布コードを配布できる。
  • 私的利用公開せずに内部で利用・改変できる。

条件

  • 著作権・ライセンス表示配布時にライセンスの写しと著作権表示を含めなければならない。

制限

  • 責任の制限損害について責任を負わないことを明示する。
  • 無保証いかなる保証もしないことを明示する。

許可・条件・制限の分類の出典: choosealicense.com(GitHub、MIT ライセンス)のデータ。

どんなライセンスか

BSD 2-Clause は BSD 3-Clause から「名前の使用禁止」条項まで削った版で、「Simplified BSD」、または FreeBSD プロジェクトが採用したことから「FreeBSD License」とも呼ばれます。FreeBSD の大部分のコードと Homebrew がこのライセンスを採用しています。

2つの条件

  1. ソースコードを再配布するときは、著作権表示、条件の一覧、免責条項を維持します。
  2. バイナリで再配布するときは、同じ内容をドキュメントまたは一緒に提供する資料に含めます。

それ以外は自由です。改変、非公開の商用製品への組み込み、再ライセンスのいずれも可能です。

MIT・ISC との関係

MITISC と実質的な効果はほぼ同じです。BSD 2-Clause は、ソースとバイナリの配布を条項で分け、表示の場所をもう少し具体的に書いている点が異なります。3つとも明示的な特許条項はありません。特許許諾を明示的に追加した変形として BSD-2-Clause-Patent(OSI 承認)があります。

よくある誤解

適用方法

LICENSE に原文を入れ、[year][fullname] を埋めます。SPDX 識別子は BSD-2-Clause です。

こんな場合に向いている

オペレーティングシステムやシステムツールのように BSD 系エコシステムとコードをやり取りするプロジェクトや、MIT 並みの自由を望みつつ BSD の文言に慣れた組織に合います。

BSD-2-Clause のコードを他のプロジェクトに組み込めるか?

このライセンスで公開されたコードを取り込み、下記ライセンスのプロジェクトに組み合わせて配布する場合の一般的な判定です。 互換性チェッカーで他の組み合わせを見る →

組み込み先のプロジェクト判定メモ
非公開(商用)ソフトウェア 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
MIT 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
Apache-2.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
MPL-2.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
LGPL-2.1 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
LGPL-3.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
GPL-2.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
GPL-3.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
AGPL-3.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。

このサイトの内容は一般的な情報であり、法的助言ではありません。実際の配布・契約・紛争に関する判断は、弁護士などの専門家にご相談ください。