許可・条件・制限の一覧
条件
- 該当なし
制限
- 責任の制限損害について責任を負わないことを明示する。
- 商標の使用商標権を許諾しないことを明示する。
- 特許の利用貢献者の特許権は許諾しないことを明示する。
- 無保証いかなる保証もしないことを明示する。
許可・条件・制限の分類の出典: choosealicense.com(GitHub、MIT ライセンス)のデータ。
どんなライセンスか
CC0 1.0 は、クリエイティブ・コモンズ(CC)が2009年に公開したパブリックドメイン献呈のためのツールです。厳密にはライセンスというより権利放棄(waiver)の宣言です。宣言者は、著作権と著作隣接権・データベース権などの関連する権利を、法が許す限り永久に放棄します(第2条)。放棄が法的に無効な地域では、条件のない無償のライセンスを代わりに付与します(第3条)。データセット、文書、アイコン、サンプルコードに広く使われています。
条件
ありません。出典の表示も求めません(学術的には礼儀として引用が推奨されます)。
コードに使う際に知っておくべきこと
- 特許・商標の除外: 第4条 (a) は、宣言者が持つ商標権と特許権は放棄もライセンスもされないと明記しています。このため OSI は CC0 をオープンソースライセンスとして承認しておらず(2012年に CC が承認申請を取り下げ)、Fedora プロジェクトは2022年から新しいコードに CC0 を認めていません(コンテンツには許可)。
- FSF は CC0 を GPL と互換性のある自由なライセンスと見ており、パブリックドメインとして公開する際には CC0 の使用を勧めています。
- CC は BY・SA のような他の CC ライセンスをソフトウェアに使うことは勧めていませんが、CC0 はソフトウェアにも使えると案内しています。
よくある誤解
- 「CC0 は CC BY に似ている」 — CC BY は出典表示を求めるライセンスで、CC0 はすべての条件を手放す宣言です。
- 「CC0 なら特許の心配もない」 — 上記のとおり特許は明示的に除外されています。特許が懸念される場合は、Apache-2.0 のように明示的な特許許諾のあるライセンスを使います。
- 「CC0 の資料には個人情報が含まれていてもよい」 — CC0 が扱うのは著作権などだけです。肖像権や個人情報のような他の権利はそのまま残ります。
適用方法
原文を LICENSE に置き、README に CC0 を適用していることを書きます。CC は各ファイルに短い表示(例: SPDX-License-Identifier: CC0-1.0)を付ける方法も案内しています。SPDX 識別子は CC0-1.0 です。
こんな場合に向いている
公開データセット、スキーマ・設定の例、文書、チュートリアルのコードのように、誰もが制約なく再利用することを望む資料に最も適しています。特許リスクのあるソフトウェアであれば、0BSD や Apache-2.0 のほうが安全な選択かもしれません。
CC0-1.0 のコードを他のプロジェクトに組み込めるか?
このライセンスで公開されたコードを取り込み、下記ライセンスのプロジェクトに組み合わせて配布する場合の一般的な判定です。 互換性チェッカーで他の組み合わせを見る →
| 組み込み先のプロジェクト | 判定 | メモ |
|---|---|---|
| 非公開(商用)ソフトウェア | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| MIT | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| Apache-2.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| MPL-2.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| LGPL-2.1 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| LGPL-3.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| GPL-2.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| GPL-3.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
| AGPL-3.0 | 可能 | 表示義務もないライセンスなので、どこにでも組み込めます。 |
このサイトの内容は一般的な情報であり、法的助言ではありません。実際の配布・契約・紛争に関する判断は、弁護士などの専門家にご相談ください。