寛容型(Permissive)

MIT License

著作権表示と許諾表示さえ残せば何でもできる、最も広く使われている短い寛容型ライセンス。

SPDXMIT

許可・条件・制限の一覧

許可

  • 商用利用原本と派生物を商用目的で利用できる。
  • 改変コードを改変できる。
  • 配布コードを配布できる。
  • 私的利用公開せずに内部で利用・改変できる。

条件

  • 著作権・ライセンス表示配布時にライセンスの写しと著作権表示を含めなければならない。

制限

  • 責任の制限損害について責任を負わないことを明示する。
  • 無保証いかなる保証もしないことを明示する。

許可・条件・制限の分類の出典: choosealicense.com(GitHub、MIT ライセンス)のデータ。

どんなライセンスか

MIT ライセンスは、マサチューセッツ工科大学(MIT)に由来する寛容型(permissive)ライセンスです。本文がわずか3段落で読みやすく、使用・複製・改変・結合・出版・配布・サブライセンス・販売をすべて許可します。条件はただ一つ、著作権表示とこの許諾表示を、ソフトウェアのすべての複製物または重要な部分に含めることです。最後の段落は、「現状のまま(AS IS)」提供され、いかなる保証も損害に対する責任も負わないという免責条項です。

GitHub の公開リポジトリで最も多く使われているライセンスとされ、Node.js・Ruby on Rails・jQuery・React のような有名プロジェクトが MIT を採用しています。React は2017年に「BSD + 特許」の組み合わせから MIT に変更した例としても有名です。

配布時に守るべきこと

適用方法

リポジトリの最上位に LICENSE(または LICENSE.txtLICENSE.md)ファイルを作って原文を入れ、[year] を年に、[fullname] を著作権者に置き換えます。このサイトの生成ツールがその作業を代行します。パッケージマネージャーのメタデータ(package.json"license": "MIT" など)とソースファイルヘッダーの SPDX-License-Identifier: MIT も一緒に書いておくと、ツールがライセンスを自動で認識します。

よくある誤解

こんな場合に向いている

できるだけ多くの人に制約なく使ってほしいライブラリ、小さなユーティリティ、サンプルコードによく合います。企業が導入しやすく、ほぼすべての他のライセンス(GPL を含む)のプロジェクトに組み込めるため、エコシステムでの互換性が最も広い部類です。Rust・JavaScript のエコシステムでは、特許条項を補うために MIT OR Apache-2.0 のデュアルライセンスで公開する例も多くあります(デュアルライセンスのガイド)。

MIT のコードを他のプロジェクトに組み込めるか?

このライセンスで公開されたコードを取り込み、下記ライセンスのプロジェクトに組み合わせて配布する場合の一般的な判定です。 互換性チェッカーで他の組み合わせを見る →

組み込み先のプロジェクト判定メモ
非公開(商用)ソフトウェア 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
Apache-2.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
MPL-2.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
LGPL-2.1 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
LGPL-3.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
GPL-2.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
GPL-3.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。
AGPL-3.0 可能元の著作権表示とライセンス文を一緒に含める必要があります。

このサイトの内容は一般的な情報であり、法的助言ではありません。実際の配布・契約・紛争に関する判断は、弁護士などの専門家にご相談ください。